「ふるさとチョイスは老舗らしいけれど、実際の使い勝手はどうなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。ふるさとチョイスは株式会社トラストバンクが運営するふるさと納税サイトで、2012年9月にオープンしました。お礼の品の数が多く、寄付金の使い道やプロジェクトから寄付先を選べるのが特徴です。
この記事では、ふるさとチョイスの公式サイト、運営会社のページ、総務省のページで確認できた情報だけをもとに、機能やメリット・デメリット、控除の手続きまでを整理しました。ふるさと納税は寄付であり、控除上限額の範囲内で寄付し、確定申告またはワンストップ特例の手続きをした場合に、自己負担が2,000円になる仕組みです。
なお、2025年10月1日以降は、ポータルサイトなどが寄付に伴ってポイント等を付与する形の寄付募集が、総務省の基準で認められていません。この記事では、お礼の品の探しやすさや手続きのサポートに絞って解説します。

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ふるさと納税サイトは、ポータルごとに返礼品の探しやすさや使える決済方法が違います。主要サイトの特徴をこちらの記事で比べています。

ふるさとチョイスとは?サービス概要
ふるさとチョイスは、株式会社トラストバンクが企画・運営するふるさと納税ポータルサイトです。同社は「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」や「ふるさとチョイス災害支援」も運営しています。
| サービス名 | ふるさとチョイス |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社トラストバンク(2012年4月2日設立) |
| 本社所在地 | 東京都港区北青山 |
| サイト開設 | 2012年9月 |
| 掲載お礼の品数 | 76万点以上(2024年10月現在・公式発表) |
| 申し込み可能な自治体数 | 1,700超(2024年10月現在・公式発表) |
| 決済手段 | 全14種類(自治体によっては郵便振替・銀行振込なども対応) |
| 控除手続きのサポート | チョイスアプリでのワンストップ特例オンライン申請、確定申告用「寄附金控除に関する証明書」の発行など |
公式サイトでは「お礼の品掲載数、サイト限定のお礼の品数、お申し込み可能自治体数、決済手段数No.1」とうたっています(出典:日本マーケティングリサーチ機構調べ、2024年10月28日時点、大手ふるさと納税ポータルサイト4社対象の市場調査)。数字はいずれも公式サイトの掲載時点のものなので、最新の情報はふるさとチョイス公式サイトで確認してください。
ふるさとチョイスの特徴・使える機能
寄付先を探す入口が多い
カテゴリや地域、寄付金額の帯から探せるほか、「定期便」「配送日指定」「チョイス限定」などの条件で絞り込めます。寄付金の「使い道」(子ども・青少年、医療・福祉、震災復興など)から寄付先を選べるのもふるさとチョイスらしい点です。
ガバメントクラウドファンディング(GCF)
GCFは、自治体が課題と寄付の使い道をプロジェクトとして示し、共感した人からふるさと納税を募る仕組みです。2013年9月に始まり、運営会社の発表では累計プロジェクト数が5,000件を超えました(2026年7月31日時点)。目標金額に届かなくても返金はなく、集まった金額の範囲で事業が行われます。
控除上限額シミュレーション
源泉徴収票または確定申告書の控えを見ながら入力するシミュレーションと、「簡単版」があります。源泉徴収票などを使うほうでは住宅借入金等特別控除額、小規模企業共済等掛金、医療費控除なども入力できます。算出される金額はあくまで目安です。
ファスト寄付とLINE連携
クレジットカードをマイページに登録しておくと、少ない操作で決済まで終わる「ファスト寄付」が使えます。LINE ID連携をすれば、お気に入りのお礼の品が欠品直前になったときにLINEで通知を受け取れます。
チョイスPayポイント
一部の地域では、お礼の品として「チョイスPayポイント」というデジタル商品券を受け取れます。あとからその地域のお礼の品と交換したり、対象地域のお店で使ったりできます(有効期限730日)。ポータルサイトが付与するポイントではなく、自治体から受け取るお礼の品の一種です。
ふるさとチョイスで寄付する流れと支払い方法
お礼の品を選んで寄付カートに入れ、申し込み情報を入力して支払う流れです。ふるさとチョイスで使える主な決済手段は次のとおりです。
| 支払い方法 | 対応内容・注意点 |
|---|---|
| クレジットカード | VISA・MASTER・JCB・アメリカン・エキスプレス・ダイナース。一括払いのみ。寄付者本人名義のカードのみ有効 |
| オンライン決済 | Amazon Pay、PayPay、d払い、au PAY(ネット支払い)、楽天ペイ、メルペイ、あと払い(ペイディ)、PayPal |
| キャリア決済 | au PAY(auかんたん決済)、ソフトバンクまとめて支払い |
| ネットバンク支払い | 申し込み後5日以内に支払いが必要 |
| Pay-easy・コンビニ払い | 1回の寄付申込金額は5万円未満。申し込み後5日以内に支払いが必要 |
| 自治体ごとの方法 | 郵便振替、銀行振込、現金書留、納付書払いなど(対応は自治体による) |
オンライン決済は支払い期限が短いものが多く、たとえばPayPayは申し込みから30分以内に支払わないと自動キャンセルになります。また、使える決済方法は自治体ごとに異なり、お礼の品の詳細ページにある「対応している決済方法」で確認する必要があります。詳しくはふるさとチョイス公式の支払い方法のページで確認できます。
ふるさとチョイスのメリット
メリット1:お礼の品と寄付先の選択肢が幅広い
公式発表では、掲載されているお礼の品は76万点以上、申し込み可能な自治体は1,700超(いずれも2024年10月現在)です。出身地や旅行先など、特定の自治体を探したいときに見つけやすいのが強みです。
メリット2:普段使いの決済手段で寄付しやすい
クレジットカードに加えて、PayPayや楽天ペイ、d払い、キャリア決済など全14種類の決済手段に対応しています(実際に使える方法は自治体ごとに異なります)。Amazon Payやd払いなどは各アカウントの登録情報を使えるため、入力の手間も減らせます。
メリット3:使い道やプロジェクトで寄付先を選べる
お礼の品だけでなく、寄付金の使い道やGCFのプロジェクト、災害支援から寄付先を選べます。「どこに寄付するか」に加えて「何に使われるか」で選べるので、地域を応援したいという気持ちを形にしやすいサイトです。
メリット4:確定申告用の証明書をまとめて即時発行できる
「チョイススマート確定申告」を使うと、ふるさとチョイスにログインして申し込んだ1年分の寄付を1枚にまとめた「寄附金控除に関する証明書」(XMLファイル)を即時に発行できます。寄附金受領証明書を1件ずつ入力する手間が省けるので、e-Taxで申告する方に便利です。


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ふるさとチョイスのデメリット・注意点
選択肢が多く、決めるまでに時間がかかりやすい
お礼の品が多い分、同じジャンルでも候補がたくさん表示されます。寄付金額の帯などの条件で先に絞り込むと迷いにくくなります。
ログインせずに寄付すると使えない機能がある
会員登録せずに寄付することもできますが、チョイスアプリでのオンライン申請や、チョイススマート確定申告の証明書、お礼の品の感想の投稿は、ログインして申し込んだ寄付が対象です。手続きをまとめたい方は、ログインしてから寄付しましょう。
オンライン申請できる自治体は限られる
チョイスアプリでのワンストップ申請は、対応している自治体への寄付だけが対象です。利用にはマイナンバーカードと、カードを読み取れるNFC対応のスマートフォンが必要で、電子証明書の有効期限が切れている場合は使えません。ふるさとチョイス以外のサイトで行った寄付もこのアプリでは申請できないため、書面など別の方法で申請します。
証明書は紙では発行されない
チョイススマート確定申告の証明書はXMLファイルでの発行で、紙では発行されません。書面で申告したい場合は、国税庁の「QRコード付き証明書等作成システム」(PCのみ対応)でPDFに変換して印刷する必要があります。
ふるさとチョイスの口コミ・評判
ここでは個別の投稿を引用するのではなく、公式サイトで確認できる機能や仕組みをもとに、評価が集まりやすい点と気になりやすい点を傾向として整理します。
評価されやすいポイント
- お礼の品の掲載数が多く、地域の特産品を幅広く見比べられる
- 使い道やGCFから寄付先を選べるので、応援先をはっきりさせやすい
- 1年分をまとめた証明書を使うと、e-Taxでの入力の手間を減らせる
気になりやすいポイント
- 候補が多く、決めるまでに時間がかかりやすい
- 寄付先がアプリのオンライン申請に対応していない場合がある
- 使いたい決済方法が、選んだお礼の品では使えない場合がある
気になる点の多くは、申し込み前にお礼の品ページの決済方法やオンライン申請の対応状況を確認しておけば避けられます。
他のふるさと納税サイトとの比較
主要なふるさと納税サイトについて、各社の公式サイトで確認できた事実だけを表にまとめました(2026年10月時点)。
| 項目 | ふるさとチョイス | さとふる | 楽天ふるさと納税 | ふるなび |
|---|---|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社トラストバンク | 株式会社さとふる | 楽天グループ株式会社 | 株式会社アイモバイル |
| ワンストップ特例のオンライン申請 | チョイスアプリで対応(対応自治体のみ) | さとふるアプリで対応(対象自治体のみ) | 寄付履歴ページから外部サービス経由で申請(対応自治体のみ) | 「ふるなびワンストップ e申請」など(導入自治体のみ) |
| 1年分をまとめた証明書 | XMLファイルで即時発行 | 電子データ(XML)または書面の郵送 | 電子データで発行 | XMLファイルで発行 |
オンライン申請の対象自治体や条件はサイトごとに異なります。複数のサイトを併用する場合は、寄付の合計が控除上限額を超えないよう注意しましょう。ほかのサイトも比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。



ふるさとチョイスの利用の流れ(寄付〜控除の手続き)
- 控除上限額の目安を調べる:控除上限額は年収や家族構成によって変わります。シミュレーションで目安を確認しましょう。
- 会員登録・ログインしてお礼の品を選ぶ:カテゴリや地域、使い道から寄付先を選びます。
- 寄付を申し込んで支払う:その年の控除を受けるには、12月31日までに支払い(決済)まで完了させる必要があります。
- 控除の手続きをする:ワンストップ特例か確定申告のどちらかを行います。
総務省によると、ワンストップ特例を利用できるのは、確定申告の不要な給与所得者等で、寄付先が5団体以内の方です。6団体以上に寄付した場合は確定申告が必要です。特例を使うと所得税からの控除はなく、控除額の全額が翌年度の住民税から差し引かれます。ふるさとチョイスの案内では、申請期限は寄付した翌年の1月10日必着です。
確定申告をする場合は、寄付した翌年の3月15日までに住所地の所轄の税務署へ申告します。所得税はその年の分から控除され、住民税は翌年度分が減額されます。総務省は、年収700万円の給与所得者で扶養家族が配偶者のみの方が30,000円を寄付した場合、2,000円を超える28,000円が所得税と住民税から控除される例を示しています。控除上限額を超えて寄付した分は控除されません。制度の詳細は総務省「ふるさと納税の流れ」で確認できます。
失敗しない使い方のコツ
初めてふるさと納税をする方
まずは控除上限額の目安を調べ、その範囲内で寄付額を決めましょう。迷うときは、寄付金額の帯とカテゴリを先に決めてから絞り込むと選びやすくなります。
確定申告をする方
ログインして寄付しておけば、1年分をまとめた証明書をe-Taxにアップロードするだけで済みます。なお、ワンストップ特例を申請したあとで確定申告をする場合は、特例を申請した自治体への寄付も含めてすべて申告する必要があります。
年末に駆け込みで寄付する方
クレジットカードは決済が完了した日が受領日になりますが、振込などは入金のタイミングによって翌年扱いになる可能性があります。年内の受け付けを早めに締め切る自治体もあるため、年末は早めに、即時決済できる方法で寄付しましょう。
使い道を重視したい方
応援したい分野が決まっている方は、「使い道」やGCFのプロジェクトから探してみましょう。GCFは住民票のある自治体にも寄付でき控除の対象になりますが、その場合お礼の品は受け取れません。


よくある質問(Q&A)
Q. 会員登録をしないで寄付できますか?
A. できます。ただし、チョイスアプリでのオンライン申請や1年分をまとめた証明書の発行は、ログインして申し込んだ寄付だけが対象です。
Q. 家族名義のクレジットカードで支払ってもいいですか?
A. 公式では、クレジットカードは寄付者名義のみ有効で、カード名義と寄付者名義が異なる場合は控除の対象にならないと案内されています。必ず寄付する本人名義のカードを使いましょう。
Q. ポイントはもらえますか?
A. 2025年10月1日以降、ポータルサイトなどが寄付に伴ってポイント等を付与する形の寄付募集は、総務省の基準で認められていません。なお、一部の地域で受け取れる「チョイスPayポイント」は、自治体からお礼の品として受け取るデジタル商品券です。
Q. 返礼品はどのくらいの価値のものがもらえますか?
A. 返礼品の調達にかかる費用は、寄付額の3割以下とするルールが総務省の基準で定められています。価値の大きさではなく、応援したい地域や欲しいお礼の品で選ぶのがおすすめです。
Q. ワンストップ特例の申請が間に合わなかったらどうなりますか?
A. 翌年1月10日の必着に間に合わなかった場合は、確定申告をすれば控除を受けられます。ふるさとチョイスの案内では、還付申告であれば期限を過ぎても5年以内なら申告できるとされています。
ふるさとチョイスはこんな方におすすめ
- たくさんのお礼の品の中から、じっくり比べて選びたい方
- 出身地や旅行先など、特定の自治体を応援したい方
- 寄付金の使い道やプロジェクトで寄付先を選びたい方
- PayPayやd払い、キャリア決済など普段の決済手段で寄付したい方
- e-Taxで確定申告をする予定があり、証明書をまとめたい方
まとめ
ふるさとチョイスは、お礼の品や申し込みできる自治体が多く、使い道やGCFのプロジェクトからも寄付先を選べるふるさと納税サイトです。ログインして寄付すれば、アプリでのオンライン申請や1年分をまとめた証明書の発行など、控除の手続きもサポートしてもらえます。一方で、選択肢が多くて迷いやすいことや、オンライン申請・決済方法に自治体ごとの条件があることは理解しておきましょう。
ふるさと納税は、控除上限額の範囲内で寄付し、確定申告またはワンストップ特例の手続きをした場合に、自己負担が2,000円になる寄付の仕組みです。まずは控除上限額の目安を確認し、応援したい自治体とお礼の品を選ぶところから始めてみてください。


※本記事の情報は2026年10月時点で各公式サイト・総務省のページを確認した内容です。サービス内容は変更される場合があるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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